こらむ

なぜ、ガンステッドカイロプラクティック?

さまざまなものが多様化している現代、本当の、いや本来の目的が見失われているものがあるような気がします。多様化という言葉で、簡単に片付けるべきではないものがあります。

その中にカイロプラクティックも含まれるでしょう。よく、カイロプラクティックと整体の違いについて聞かれることがあります。おそらくカイロプラクティックについての質問の代表格でしょう。たとえば、カイロプラクティックは西洋医学で、整体は東洋医学…正解といえるでしょうか。実は、私もそのような言い方をしていた時期がありました。今から思うと、恥ずかしい限りです。

確かに、カイロプラクティックはアメリカで誕生したので、西洋○○です。でも西洋医学ではありません。西洋医学を基にもしていません(ここでいう西洋医学はアロパシーといいます)。アロパシーとカイロプラクティックはアメリカの歴史上、対立していた時期があったようです。カイロプラクティックが誕生した1800年代は、アロパシー以外の医学を求める世論が高まった時代だったそうです。さまざまな療法が出ては消えを繰り返していたようです。大きくいえることは、栄養指導と手技だったようです(現在と似ている?)。この頃、アロパシー医も手技を行っていたようです。1895年にD.D.パーマーがカイロプラクティックと独特な哲学を与えて誕生させたことにより、カイロプラクティックは当時からある他の手技とは違うものとして誕生したのです。歴史書によれば、カイロプラクティックはその独特な哲学のおかげで、何にも吸収されることなく生き残れたといいます。すばらしいことです。吸収されると、吸収したものに染まり、そのものではなくなるからです。

生き残ったカイロプラクティック、伝統的なカイロプラクティック、それはまさにガンステッドシステムに他ならないのです。そのシステムは、単純(シンプル)ですが、どこまでも純粋(ピュア)で奥深いものです。その形を物まねすることは容易いことです。テーブルを揃えて、検査器具を揃えて、神経のとおりの狂いのある場所(脊椎サブラクセーション)を調整(アジャストメント)…。正直なところ、ものすごく難しいです。余計なことを考えていては、到底できるものではありません。おそらく、さまざまなテクニックを併用されている施術者は、取り入れることができないものかもしれません。なぜなら、哲学が伴わないとできません。そうでないと、すぐに安易なほうへ流れてしまいます。ここにカイロプラクティックの哲学の重要性を、本当に再確認できるのです。ガンステッドカイロプラクティックは単にテクニックではないのです。単にテクニックとして捉えるなら、ガンステッドカイロプラクティックの真髄には到底及ばないと感じています。ガンステッドカイロプラクティックはカイロプラクティックがシステムであるのと同じく、ガンステッドシステムなのです。そのシステム以外には必要ない!と言い切ることができるほど、強力なのです。このシステムで、患者さんにいい結果が生まれないのなら、それは術者(カイロプラクター)が未熟なだけといえるのかもしれません。

なぜ、ガンステッドカイロプラクティックなのかという問いには、私が心から感動できたから。それが一番シンプルな答えです。言い出すと、きりがないくらいです、というのが本音ですが。きちんとガンステッドシステムを行えば、きちんといい結果が返ってきます。それは、患者さんが教えてくれます。

こんな時代だから、ガンステッドカイロプラクティックなのです。

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